口ゴボ整形手術と歯科外科治療&矯正の選択肢・費用も解説!

口元の突出が気になる口ゴボは、整形手術から矯正、歯科外科治療までさまざまな方法で改善できます。本記事では、「骨格が原因なのか、歯ぐきや歯並びが原因なのか」によって異なる治療法を一覧で紹介。短期間で劇的に変化させる美容整形のメリットや、負担が少ない歯科手術まで、費用やダウンタイムを含めてわかりやすくまとめています。
Contents
【口ゴボの治療法一覧】整形手術・歯科矯正・歯科外科治療の選択肢
口ゴボを整形で治すか、矯正や歯周外科手術にするか悩んでいる方へ。ここでは主な治療法の特徴を簡潔にまとめます。
口ゴボの整形手術(セットバック・ルフォー手術)の特徴

口ゴボを大きく改善したい場合、整形手術は非常に有力な選択肢です。
セットバック手術は前歯を含む顎の骨を後退させるため、横顔のラインが劇的に変わりやすいのが特長です。一方、ルフォー手術は上顎骨を大きく移動し、顎変形症や大幅なかみ合わせの乱れにも対応できます。どちらも骨格を直接動かすため、歯列矯正ではアプローチできない重度の突出に有効です。
口ゴボで整形が必要なケース①
明らかに下顎または上顎が突出し、笑うと口元が出っ張って見える方には、セットバック手術が検討されることが多いです。
口ゴボで整形が必要なケース②
上顎全体が前方に傾斜していて、鼻下から口元にかけてバランスが崩れている方は、ルフォー手術で大幅な改善を図る場合もあります。
ただし、手術はダウンタイムが長く、術後の腫れや食事制限なども必要になります。「早くしっかり治したい」という方には大きなメリットがありますが、時間的・金銭的負担を含めて検討することが大切です。
歯科矯正で口ゴボを改善できるケースと限界
歯科矯正は、骨を切らずに歯の位置を変えて口ゴボを改善する方法です。当クリニックでも、外科的アプローチに抵抗がある方には、まず矯正の可能性を検討することをおすすめしています。
矯正治療は、歯を引っ込めたり上下の噛み合わせを修正したりして、口元のラインを整えていきます。特に軽度~中度の口ゴボでは抜歯やマウスピース矯正で歯列を後退させることで、かなりの審美的改善が見込めます。ただし、顎の骨格が極端に突出しているケースでは、矯正単独では限界があり、思うような結果が得られない可能性があります。
口ゴボを矯正治療で改善できるケース①
上顎前歯が少し前に出ている程度の方は、マウスピース矯正で1~2年かけて歯を整え、横顔をすっきりさせることができます。
口ゴボを矯正治療で改善できるケース②
抜歯を伴うワイヤー矯正で、中度の出っ歯やかみ合わせの乱れを改善し、口元の突出を抑える方法も一般的です。
歯科矯正は体への負担が比較的少ない一方、治療期間が長くかかるのが特徴です。また、骨格の問題が大きい場合は、矯正治療に合わせて口ゴボの整形手術(セットバック・ルフォー手術)などと組み合わせて検討する必要があります。
歯科による外科手術(歯冠長延長術・歯槽骨整形術)とは?

歯科医師が行う外科手術として、歯冠長延長術(CLP)や歯槽骨整形術があります。中野デンタルクリニックでは年間500件以上の施術に携わっていますが、口ゴボの原因が歯や歯ぐきの形にある場合、これらの手術が大きな効果を発揮します。
歯冠長延長術は、歯ぐきを一部切除し歯を長く見せることで、口元の突出感やガミースマイルを同時に改善します。歯槽骨整形術では、歯を支える骨の形を調整し、噛み合わせや口元のラインを整えることが可能です。いずれも骨切りする整形手術ほど大がかりではありませんが、適用できる症例は限られます。
歯冠長延長術が有効なケース
ガミースマイルが気になり、上唇をめくった時に歯ぐきが大きく露出している方は、歯冠長延長術で歯の見た目を整え、口ゴボの印象も和らげられます。
歯槽骨整形術が有効なケース
軽度の歯列不正とともに、歯槽骨の形状が原因で前歯が出て見える場合には、歯槽骨整形術で骨を微調整することで、口元の突出を抑えられます。
歯周外科手術は、骨格レベルの大手術に抵抗がある方や、歯ぐきの形が原因と診断された方に向いています。ただし、改善できる範囲が限られるため、事前にしっかりカウンセリングを受けることが大切です。
治療法の選び方:審美性・機能性・コストのバランス
口ゴボの治療法は多岐にわたるため、「自分に合った方法はどれか?」をしっかり考えることが重要です。中野デンタルクリニックでは口ゴボ、ガミースマイルの患者様の希望するゴールと、治療のメリット・デメリットを見比べながら、一緒にベストな方法を探るよう心がけています。
治療法を比較
治療法 | 審美性 | 機能性 | コスト |
整形手術 | ◎ | ◯ | 高 |
歯科矯正 | ◯ | ◎ | 中 |
歯周外科手術 | ◯~◎ | ◯ | 中~高 |
審美性
見た目を最優先するなら、骨格レベルまでアプローチできる整形手術が有利です。ただし、ダウンタイムや費用が高くなる傾向があります。
機能性
噛み合わせや口周りの筋肉バランスも整えたい場合は、歯科矯正や歯周外科治療が適しています。歯並びや歯ぐきの状態を改善することで、長期的な健康メリットも得られます。
コスト
整形手術は高額になりがちですが、短期間で大きな変化を得やすいです。矯正は比較的コストを抑えやすい一方、数年かかる場合もあるので、トータルの時間的コストを考慮することが大切です。
どの治療を選ぶかは、審美的なゴール・ライフスタイル・仕事とのバランス・予算・身体への負担などを総合的に考えて決める必要があります。専門の歯科医師に相談しながら、自分に最適な方法を選びましょう。
口ゴボを整形手術で治す場合。美容外科の選択肢
歯や歯茎以外の骨格が原因の口ゴボを短期間で改善したい方には、美容外科での手術が有力な選択肢となります。ここでは代表的な手術法や注意点、回復期間などを解説します。
セットバック手術(前方分節骨切り術)は骨格そのものが原因の場合におすすめ

セットバック手術は、顎の骨を切って後ろに下げることで、口元の突出を根本的に改善する手術です。歯科医師としても、歯列矯正だけではアプローチしきれない大幅な顎骨の出っ張りには、この手術が効果的と感じています。
口ゴボは、歯並びではなく骨格そのものが原因の場合、矯正だけでは限界があります。セットバック手術では、突出している骨ごと後退させるので、横顔のラインが劇的に変わる可能性が高いのが特長です。ただし、手術範囲が大きいため、腫れや痛み、神経への影響などリスク面もしっかり把握しておく必要があります。
セットバック手術は、骨格レベルでの改善が必要な方に有効です。ただし、ダウンタイムや費用などの負担が大きいため、ダウンタイムや術後の回復期間についても併せて確認し、自分のライフスタイルや希望に合うか慎重に検討しましょう。
ルフォー手術・上下顎手術の違いと適応ケース
ルフォー手術&上下顎手術の比較
手術名 | 対象 | 特徴 | ダウンタイム |
ルフォー手術 | 上顎の骨全体 | 顔全体の骨格バランスを修正 | 2~3か月 |
上下顎手術 | 上顎・下顎両方 | 噛み合わせとフェイスライン改善 | 3~6か月 |
ルフォー手術と上下顎手術は、セットバック手術よりもさらに大がかりな骨格矯正を必要とするケースに適しており、顔全体のバランスを大幅に整えられる可能性があります。
ルフォー手術の適応ケース
上顎骨を水平に切り離し、前後や上下に移動させることで骨格そのものを再配置します。特にガミースマイルや著しい上顎前突に効果的です。写真を撮ると口元だけでなく、頬骨から下顎にかけてバランスが悪いと感じる方にルフォー手術はおすすめです。ルフォー手術によって上顎全体を正しい位置に移動することで、顔の中央部の印象を整えられます。 |
上下顎手術の適応ケース
上顎と下顎の両方を同時に骨切りし、噛み合わせとフェイスラインを一体的に調整します。重度の顎変形症や顔の左右差が大きい場合、より最適な結果が得られます。下顎が大きく前に出ていて、上顎も位置が悪いという方には、上下顎手術で両方の顎を同時に動かすと効果的です。噛み合わせ改善とフェイスラインの補正を一度に行うことで、総合的なバランスを取りやすくなります。 |
ルフォー手術や上下顎手術は、非常に大がかりな骨格修正となるため、ダウンタイムが長期に及ぶことや術後の生活制限も覚悟する必要があります。最終的な顔のバランスを重視するなら、口腔外科や美容外科で精密検査を受け、自分の骨格状態に合った手術を検討することが大切です。
美容整形で後悔しないためのポイント

口ゴボの整形手術は大きな決断です。後悔しないためには、治療法やクリニック選びを慎重に行い、リスクとメリットを正しく理解することが欠かせません。私は歯科医師として、患者様から「こんなはずじゃなかった」という声を極力減らすべく、事前説明に注力しています。
まず、カウンセリングが非常に重要です。整形手術の得意分野は医師によって異なりますし、クリニックごとに使用する機材や施術方針も異なります。さらに、今までの症例実績、術後のフォロー体制やアフターケアがどの程度充実しているかも確認しましょう。費用面では医療ローンの可否や見積もりの詳細を比較検討し、追加費用の発生しやすい項目(薬代、術後検診、修正費用など)も把握しておくと安心です。
「施術を受けてから後悔した…」という声を耳にすることがありますが、事前の情報収集と信頼できる医師選びでそのリスクはかなり減らせます。
ダウンタイムや術後の回復期間について
美容整形における口ゴボ手術は、骨格にアプローチするため、ダウンタイムが長めになる傾向があります。仕事や日常生活への復帰時期をきちんと想定しておくことが不可欠です。
骨切りを伴う手術は、腫れや内出血が大きくなりやすく、見た目にも変化が出やすいです。また、骨が落ち着くまでには数か月単位の経過観察が必要となるケースが多いです。口元周辺は食事や会話で頻繁に動かす部位であるため、術後の痛みや違和感が長く続くことも。さらに、術後のマウスケアや定期検診を怠ると感染リスクが高まるので注意が必要です。
美容整形手術の種類 | ダウンタイムの目安 |
セットバック手術 | 1~2か月 |
ルフォー手術 | 2~3か月 |
(腫れが完全に引くまではさらに長引く場合あり) | |
上下顎手術 | 3~6か月 |
美容整形では「想定以上にダウンタイムが長引いた」という声も多いです。大事なイベントや仕事のスケジュールを考慮し、余裕を持った治療計画を立てましょう。気になる点は術前に医師へ相談し、ダウンタイムや術後の回復期間をしっかり確認してから決断することをおすすめします。
歯科でできる口ゴボの外科治療。手術の種類と適応ケース
歯科では、整形ほど大がかりではないものの、外科的な処置で口元のバランスを整える選択肢もあります。ここでは代表的な手術と、どのようなケースで適応になるのかを解説します。
歯冠長延長術(CLP)とは?口元のバランスを整える治療

歯冠長延長術(CLP)は、歯茎を下げる(または切除する)ことで歯を長く見せ、ガミースマイルや軽度の口ゴボを改善する方法です。私のような歯科医師の立場からすると、骨切りを伴わない手術のため、患者さんへの負担が比較的少ないのが特長だと感じています。
口元が突出して見える原因の一つに、歯ぐきの露出や歯の短さが挙げられます。歯冠長延長術では、歯肉を切除することで歯の見える部分を増やし、全体的な口元のバランスを整えます。とくにガミースマイルが気になる方は、この手術で笑った時に見える歯ぐきの量を減らせるため、見た目の印象が大きく変わる場合があります。ただし、骨格が原因の重度口ゴボには根本的な解決にならないことも多いです。
歯冠長延長術のビフォーアフター

歯冠長延長術は、軽度の口ゴボやガミースマイルが原因の見た目に悩む方には有効な手段です。術後のダウンタイムも骨切り手術よりは短く、費用面でも比較的安価なケースが多いです。しかし、骨格からくる大きな突出感には対応できないので、他の治療法との比較が重要となります。
歯槽骨整形術で改善できる口ゴボのタイプ

歯槽骨整形術は、歯を支える骨(歯槽骨)の形を調整して、歯の傾きや噛み合わせを改善し、結果的に口元の突出感を軽減する手術です。歯科医師の視点から見ても、やや専門性が高い処置ではありますが、抜歯をしなくても歯並びや歯茎のバランスを整えられる可能性があります。
重度の骨切りを伴うわけではないので、整形手術ほどダウンタイムが長くはありません。ただし、適応範囲が限られるのが注意点です。たとえば、歯槽骨が大きく突出しているわけではなく、歯並びとのバランスが微妙に崩れている場合に効果的です。逆に、顎全体の骨格が原因で口ゴボになっているケースでは、十分な改善が得られない場合があります。
歯槽骨整形術(+矯正治療+歯冠長延長術)のビフォーアフター

歯槽骨整形術は、骨格レベルの大掛かりな手術に抵抗がある方や、ほんの少しの突出感を改善したい方に向いています。
あくまでも「微調整」が中心となるため、歯冠長延長術(CLPや矯正治療など他の施術と組み合わせると、より良い結果を得られます。
インプラント治療による口元の審美的改善

インプラント治療は、歯の欠損部分に人工歯根を埋め込むことで機能と見た目を回復させる方法です。一見、口ゴボと関係なさそうですが、奥歯の欠損や噛み合わせの乱れが原因で前歯が突出して見えているケースでは、インプラント治療が審美的改善につながることがあります。
歯が欠損したままだと、噛み合わせが変化して前歯に負担がかかり、結果的に歯列が前方へ押し出されることがあります。インプラントを用いて正しい噛み合わせを再構築することで、歯列が安定し、横顔や口元の突出感を抑えられる場合もあります。また、ブリッジや入れ歯に比べて、審美面・機能面の両方で自然な仕上がりが期待できるのも利点です。
インプラント治療は、失われた歯の機能や見た目を補うのが主な目的ですが、噛み合わせの悪化が原因の軽度の口ゴボであれば、矯正や他の歯科手術と組み合わせることで有効な手段になり得ます。専門的な診断が必要なので、気になる方は歯科医師院で相談してみましょう。
歯周外科手術のメリット・デメリットと整形との違い
歯周外科手術 vs. 整形手術の比較
項目 | 歯周外科手術 | 整形手術 |
侵襲の大きさ | 骨切りの規模が小さめ、歯や歯ぐきが中心 | 骨格レベルの大掛かりな切開が必要な場合有 |
ダウンタイム | 短め(数日~1週間程度) | 長め(1か月以上かかることも) |
適応できるケース | 軽度~中度の口ゴボ、歯ぐき由来の問題 | 重度の骨格異常や広範囲の前突 |
コスト | 中~高だが、整形手術より低めの傾向 | 高額になりがち |
歯科手術は、歯や歯ぐきを中心にアプローチするため、整形手術ほど大がかりではありません。その分、ダウンタイムや費用の面で負担が軽くなる傾向がありますが、骨格レベルの大幅な口ゴボ改善は難しい場合が多いです。
歯科手術のメリット
- 侵襲が小さいことが多く、術後の腫れや回復期間が短い。
- 歯や歯茎が原因の突出感には的確にアプローチできる。
- 矯正やインプラントなどとの組み合わせ治療も比較的スムーズ。
歯科手術のデメリット
- 骨格からくる重度の口ゴボには対応しきれない場合がある。
- 適応症例が限られるため、誰でも受けられるわけではない。
- 医師の技術や経験によって仕上がりの差が出やすい。
整形手術と歯科手術は、対象とする範囲が異なります。重度の骨格異常がある方は整形手術が優先される場合が多いですが、逆に軽度〜中度の口ゴボで歯や歯ぐきが主な原因の場合は、歯科手術が適しているといえるでしょう。
自分の口ゴボの原因を正確に把握し、歯科手術で十分対応できるのか、それとも整形手術が必要なのかを専門家と相談しながら決めることが大切です。
口ゴボ治療の費用と選択肢。美容整形 vs. 歯周外科手術
口ゴボ治療にかかる費用は施術方法やクリニックによって異なります。美容整形と歯周外科手術では料金体系も異なるため、両方を知った上で最適な方法を選びましょう。
セットバック手術・ルフォー手術・上下顎手術の費用相場
セットバック手術、ルフォー手術、上下顎手術の費用は、どれも比較的高額になります。これは骨格に直接アプローチし、大きく顔の印象を変える可能性があるため、手術そのものの難易度やリスク、入院や術後ケアが必要になるケースが多いからです。
主要な美容整形手術の費用相場(目安)
手術名 | 費用相場 | 特徴 |
セットバック手術 | 80~150万円前後 | 顎の骨を切り後方移動させる |
ルフォー手術 | 150~250万円以上 | 顎全体の位置を大幅に移動する |
上下顎手術 | 200万円以上~ | 上顎・下顎両方を同時に矯正 |
私自身、歯科医師として患者様をサポートする際、こうした大がかりな美容外科的手術を視野に入れる方には、術後のダウンタイムやアフターケアの重要性や、歯茎や歯が口ゴボの原因にもなっている場合は歯列矯正も合わせて治療することを強くお伝えしています。
骨を切って再固定する手術には、高度な技術と専用設備が必要です。さらに、術後の経過観察や入院費、リハビリ費用などが加算されるため、初めに提示される金額だけでなくトータルコストを把握することが大切です。また、セットバック手術と比べて、ルフォー手術や上下顎手術は切除範囲が広いため、費用がより高額になる傾向があります。
美容整形による口ゴボの治療は、短期間で劇的な効果が得られる一方、費用のハードルは高めです。施術内容をじっくり検討して、アフターケアやダウンタイムも含めた総合的な支出を考えることが重要でしょう。
歯科手術(歯冠長延長術・歯槽骨整形術)の費用感
歯周外科手術による口ゴボの改善は、美容整形ほど大がかりではない反面、対応できる症例が限られるため、費用も中程度に収まるケースが多いです。
歯周外科手術の一般的な費用相場
手術名 | 費用目安 | 主な目的 |
歯冠長延長術(CLP) | 30~40万円前後 | 歯ぐきを切除して歯を長く見せる |
歯槽骨整形術 | 30~50万円前後 | 歯を支える骨の形を整える |
歯冠長延長術(CLP)
歯ぐきを切開・切除することで歯を長く見せ、ガミースマイルや軽度の口ゴボを緩和します。手術自体が比較的小規模なので、費用は数十万円程度が目安です。
歯槽骨整形術
歯を支える歯槽骨を整える施術で、検査費や麻酔費を含めても30〜50万円前後が多い印象です。歯列矯正と併用する場合は、さらに費用がかかることもありますが、美容外科の骨切り手術ほど高額にはなりません。
まずはあなたにピッタリの治療法を見つけましょう
歯科手術は、大掛かりな整形手術と比べると費用も安く、身体への負担も比較的少ない傾向があります。
ただし、症状が重度の場合は限界があり整形手術が必要なため、自分の口ゴボの原因がどこにあるのかを正確に把握することが先決です。
中野デンタルクリニックでは年間500件以上の口ゴボ・ガミースマイルの施術を行う中で、こうした歯科手術だけで十分に改善する方もいれば、骨格矯正が必要な方もいるのをよく見ています。的確にあなたの口ゴボの原因や症状を3Dで解析で明確にして、適切な治療法をアドバイスしていますので、お気軽にご相談ください。
「矯正+歯周外科治療 vs. 美容整形」どちらがコスパが良い?
矯正+外科治療 vs. 美容整形の比較
項目 | 矯正+歯周外科治療 | 美容整形 |
治療期間 | 1~3年 | 1~2か月(ダウンタイム含む) |
費用相場 | 50~100万円前後~ | 80万円~250万円以上 |
体への負担 | 中程度(術式により異なる) | 高め(骨切り手術が中心) |
仕上がりの自然さ | 比較的自然 | 短期間で大きな変化 |
「コストパフォーマンス」という観点では、矯正+歯科外科治療と美容整形でそれぞれメリット・デメリットが異なるため、一概に「どちらが絶対に良い」とは言えません。歯科医師としては、長期的な健康と機能面も重視する方には「矯正+外科治療」を勧めるケースが多いです。
重度の口ゴボの患者様によっては「矯正+歯科外科治療 +美容整形」の全ての治療をご提案する場合もあります。
「矯正+歯科外科治療」のメリット
時間はかかりますが、歯の位置や骨の微調整をしっかり行い、噛み合わせも整えられるため、後戻りが起きにくいのが利点です。歯周外科手術(歯冠長延長術や歯槽骨整形術)の費用も大掛かりな美容整形手術よりは抑えやすい場合があります。
「美容整形」のメリット
短期間で大きな変化を求めるなら、美容整形に軍配が上がります。セットバック手術など骨切り系の施術は、ダウンタイムこそあるものの、劇的に口元を変えられるため、早期改善を望む方には最適です。
コスパを考えるなら、「費用+治療期間+術後の安定性」を天秤にかけましょう。ゆっくりでも機能面を含めて改善するか、短期間で根本的に口元を変えるか、どこに軸を置くかで選択が変わります。
医療ローンや保険適用の可能性

口ゴボ治療は高額になりがちですが、医療ローンや保険適用の可能性を検討することで、金銭的負担を減らせるケースがあります。私は歯科医師として、患者様が支払い方法で治療を諦めなくて済むよう、できるだけ多くの選択肢を提示したいと考えています。
医療ローン
多くのクリニックや歯科医師院が医療ローンを導入しており、月々数万円程度の返済で治療を受けられる仕組みがあります。金利や返済期間によって総額が変わるため、事前にシミュレーションを行いましょう。
保険適用
口ゴボの原因が顎変形症など機能面の問題であり、医師が「手術が必要」と判断した場合、健康保険が適用される可能性があります。ただし、純粋に審美目的の手術は保険外診療となり、全額自己負担になる点に注意が必要です。
費用面がネックになって治療を躊躇している方は、医療ローンの利用や保険適用の可能性を検討する価値があります。特に顎変形症など機能面のトラブルがある場合は、保険が利くかどうかを専門医に相談してみると良いでしょう。
クリニック・歯科医師院の選び方とカウンセリングのポイント

クリニックや歯科医師院を選ぶ際は、まず「口コミや症例写真」をチェックし、実際の施術結果を確認しましょう。
また、美容整形が得意な施設と歯科治療を得意とする施設ではアプローチが異なるため、「口ゴボの原因が骨格なのか、歯茎や歯列なのか」を把握し、どちらに相談すべきかを見極めることが重要です。
初回カウンセリングでは、「費用の内訳」「ダウンタイム」「アフターケアの内容」などを具体的に質問し、納得できるまで説明を受けましょう。治療後のアフターケアがしっかりしているクリニックほど、術後のトラブル発生率が低く、万が一の際の再診やフォローアップを受けやすい傾向にあります。口コミ・実績・カウンセリングの三つの視点を総合的に検討することで、安心して口ゴボ治療に取り組める環境を選ぶことができます。
まとめ
「口ゴボの整形手術」を検討する際は、まず原因が骨格なのか、歯並びや歯ぐきによるものなのかをしっかり見極めることが大切です。骨格由来であればセットバック手術やルフォー手術など大掛かりな整形が必要なケースもありますが、歯並びや歯ぐきが主因なら、矯正や歯冠長延長術、歯槽骨整形術といった歯科的アプローチでも十分に改善が可能です。
費用やダウンタイムは治療法によって大きく変わるため、自分のライフスタイルやゴールに合った方法を選ぶのがポイント。複数の専門家に相談しながら、負担やリスク、仕上がりの希望など総合的に検討して、後悔のない口ゴボ治療を目指しましょう。
よくある質問(Q&A)
>歯科手術のメリット・デメリットと整形との違い
>「矯正+歯科外科治療 vs. 美容整形」どちらがコスパが良い?
>口ゴボを整形手術で治す場合。美容外科の選択肢 >歯科でできる口ゴボの外科治療。手術の種類と適応ケース