口ゴボ(くちごぼ)を治したい!マウスピース矯正で理想の口先を手に入れよう
顔はその人の第一印象を左右する重要な要素の一つです。そのため、口ゴボを治したいと悩まれている方もいるかもしれません。顔の印象に大きく影響する口ゴボですが、マウスピース矯正で治すことが可能です。本記事では、口ゴボを治したい方向けに、マウスピース矯正のポイントやメリットについて詳しく解説しています。口ゴボの治し方をみていきましょう。
Contents
口ゴボとは?
顔の美しさを決める基準にはいくつかの種類があります。その中の一つが、Eラインです。Eラインとは、顔を横側から見たときに鼻先と下顎の突端部を直線で結んだラインのことで、正しくはエステティックラインといいます。鼻先と下顎に対して真っ直ぐに人差し指をつけたとき、唇が人差し指に触れない、あるいは少し触れる程度の状態が理想的なEラインとされています。顔の美しさを決める基準の一つとして、Eラインが日本で広く認識されるようになり、Eラインが昨今さまざまなメディアで取り上げられることが多くなりました。
口ゴボとは、先述したEラインとは逆で顔を横側から見たときに口元が盛り上がって見える状態のことをいいます。そのため、顔の美しさを追求する方にとって口ゴボはコンプレックスの一つに感じられるかもしれません。
口ゴボになる原因
口ゴボになる原因は、先天的もしくは後天的どちらのパターンでも考えられます。いずれの場合も、口ゴボの原因として特に多く見られるのが上顎前突と上下顎前突の2つです。
上顎前突とは、上の前歯が下の前歯よりも前方に突き出している状態のことをいい、一般的には出っ歯とも呼ばれています。一方、上下顎前突とは、上顎と下顎がどちらも前方に突き出しているような歯並びのことです。
先天的な口ゴボの原因は、上顎あるいは上下顎が前方に突き出していたり、歯が大きかったりすることが挙げられます。後天的な場合は、5歳以降も指しゃぶりの癖が抜けていなかったり舌で歯を押したりする癖、口呼吸になりやすいといった癖が原因として考えられています。これらの癖により上下の前歯が前方に傾いてしまうことで、口ゴボになってしまうのです。
口ゴボであるリスク
口ゴボだと口元が突き出ているため、鼻の下が長く見えたり鼻が低く感じられたり、顎が小さく見えたりします。他にも、口を開けると歯あるいは歯茎が大きく露出するといったこともあります。見た目に関することの他にも、口ゴボのリスクはいくつか挙げられるので確認していきましょう。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
上顎もしくは上下顎が突き出ている口ゴボは、口が自然に閉じづらくなります。人の口は唾液によって自浄作用が働いています。口が開いている時間が長いと口内が乾燥しやすくなり、自浄作用が低下して虫歯や歯周病のリスクが高まってしまうのです。
食べ物をうまく噛めない
上顎が突き出ていることで、食事の際に前歯がうまく機能しないこともあります。食べ物が上手に噛み切れず、そのまま飲み込む癖がつくと胃腸への負担が増えてしまいます。
噛み合わせが悪くなる
上顎や上下顎が突き出ていると噛み合わせが悪くなります。自然な噛み合わせができていないと顎関節に大きな負担がかかり、その結果、将来的に顎関節症になるリスクも高まります。
口ゴボはマウスピース矯正で治せる!
口ゴボは、先天的なケースを除くとその人の癖に原因があります。そのため、癖を直すことができれば口ゴボの悪化は十分に防ぐことが可能です。ただし、悪化を止めるだけで根本的な解決には至りません。また、口ゴボは歯並びによるものであるため、自分の力だけで治すのは極めて困難です。治し方として、歯科医で専門的に治療を受ける必要があります。
例えば、中野デンタルクリニックで行っているマウスピース矯正のインビザラインが口ゴボの治し方の一つです。口ゴボの根本的な原因は歯並びに関するケースがほとんどのため、マウスピース矯正によって十分な治療が期待できるでしょう。
歯並びは人によって異なります。そのため、マウスピース矯正で口ゴボ改善がどれくらい期待できるかは人によって異なるので、注意が必要です。マウスピース矯正は見た目だけではなく、噛み合わせまで治療してくれます。ですがもし、口ゴボの根本的な原因がその人の骨格にある場合、マウスピース矯正での治療は見込めない可能性があります。この場合、ワイヤー矯正や外科矯正を検討することになるでしょう。マウスピース矯正は、ワイヤー矯正よりも治療期間が長めであることがネックです。しかし、常にワイヤーをつけておかなければならないワイヤー矯正とは異なり、マウスピース矯正はマウスピースを着脱できます。また、コスト面からも、マウスピース矯正のほうがワイヤー矯正よりも安く治療を受けられることもあります。
マウスピース矯正を受ける際の注意点
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べて痛みや違和感が少ないというメリットがあります。他にも、装置が透明で目立ちづらく、装置の取り外しが可能という点もメリットです。
魅力が多いマウスピース矯正ですが、注意しなければならない点がいくつかあります。まず、マウスピース矯正は治療を受ける側の人が、ワイヤー矯正よりも意識的に協力しなければいけません。マウスピース矯正は、矯正用のマウスピースを決められた時間装着することで治療していきます。インビザラインの場合、1日のうちの装着時間は20時間程です。取り外しができるからといって頻繁に取り外したり、装着時間を減らしてしまったりすると、マウスピース矯正はスムーズに行えません。
担当の歯科医が提示してくれたとおりにマウスピースを装着し、計画に則って矯正治療が進んでいくことを覚えておきましょう。また、マウスピース矯正だけでは対応できない症例がある点にも注意が必要です。どのようなケースでもマウスピースによる矯正ができるわけではありません。顎が大きくズレていたり、歯並びが激しく悪かったりする場合、マウスピースによる矯正治療は行えないこともあります。ただ、あくまでも最初からマウスピース矯正が受けられないだけで、完全に無理ということでもありません。マウスピースを使った治し方の一例ですが、最初のうちはワイヤー矯正を行い、途中からマウスピース矯正に切り替えるといったことも可能です。
マウスピース矯正中は虫歯のリスクにも注意が必要です。マウスピースはワイヤー矯正と違い、装置の着脱が可能であるため口内をきれいに保ちやすいですが、異物が入っている状態です。人の口は、唾液によって虫歯菌を取り除く自洗作用があります。しかし、マウスピースを取り付けているためにこの作用が低下してしまうことが考えられます。マウスピース矯正中は、普段以上に丁寧な歯磨きを心掛けたり、マウスピースを清潔な状態に保ったりすることが大切です。
気になる口ゴボはマウスピース矯正で治療しよう
口ゴボがコンプレックスだと感じている人は少なくないかもしれません。口ゴボを自力で治療するのは難しいため、マウスピース矯正を始めとした治し方を試すのがおすすめです。
マウスピース矯正はワイヤー矯正や他の矯正治療と比べて手軽に行えます。また、装置の着脱が可能なので、口の中を綺麗に保ちつつ口ゴボを治療することができます。歯並びが激しく悪い場合、マウスピース矯正をすることが難しいのですが、最初にワイヤー矯正で歯並びを整え、ワイヤー矯正の途中でマウスピース矯正に切り替えることも可能です。
マウスピース矯正を検討中の方や、口ゴボの治し方をお探しの方は、ぜひ中野デンタルクリニックにご相談ください。
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